2007-12-30

見せかけの証明

UFOがいるかどうか、と言う問いに対し、よく言われるセリフがあります。
 
「いないという証明が出来ないからいるのではないか」
 
一見正しいように見えますが、ただの詭弁です。
まず、"いる"という証明をしようとせずに、"いない"と証明出来ないと言いはじめるのも問題ですが、「"いない"という証明が出来ない」というからといって「いるんじゃないか」と言うのは責任逃れしたい奴か、バカが言うことです。
例えば、「ネス湖にはネッシーが居る」という証明に対しては、こういう目撃証言があって、それが嘘ではないことはこの様に証明出来る、だからネッシーはいるのだ。と言うのはまだ科学的思考に則っています。それをネス湖にネッシーがいないと言う証明は出来ない、だからネッシーはいるかもしれない。と言われたら反論すら出来ない。科学的な物事は全て、間違っているのではないか、と反論が可能ですが、いままでどんな反論にもその正しさを証明し続けてこれた物を科学的に証明された物だ、としています。
ネス湖にネッシーがいないと言う証明が出来ないからネス湖にネッシーはいるのだ、と言う理論は証明は愚か、反論すら出来ない詭弁です。
これを証明するにはネス湖の水を全部抜いて調べる位の事をせねばなりません。そしてネッシーが出てこなかったとしても、まだ詭弁は通用します。水を抜いたから、違う場所へ行ってしまったんだ、と。こうなれば霊が降りなかったのは霊を信じない人間がこの中にいたからだ、とかいうエセ霊媒師のように手のつけようがありません。
うーん。バカばっか。 
結局、「…はいないと証明出来ないから、いる」系の疑似証明をいう奴の言葉は、バカだなこいつ、と思って聞き流しましょう、って事です。「…はいないと証明出来ないから、いる」なんて言っていたら、金星にジャミラがいる、なんて事になりかねませんし。大抵の物が存在する事になっちゃいますね。
 
皆さんも騙されないようにお気をつけ下さいな

0 件のコメント: